呼吸器の病気について

肺は血液中の二酸化炭素と空気中の酸素を交換する(ガス交換)大切な臓器です。
数分、肺の機能が止まれば、確実に命を失しないます。
呼吸器、特に肺の機能の弱い方は、冬場特に養生が必要です。

呼吸器の病気について、漢方の考え方

漢方では東洋医学独特の考え方( 気・血・水 )乱れを調和し、肺の機能を高め、体力を増強する目的で、体質の変化、本人の病状の訴えなどを十分考慮して薬草の種類を選び処方を選定し、1日も早い回復をめざします。

こんな症状のある方ご相談ください。

1

かぜをひいてから咳だけがいつまでも治らない。痰がからむ。
胸も苦しい。話を始めようとすると咳が出て困る。
床に入って体が温まるとひどく咳こむことがある。

2

呼吸をするとゼラゼラ・ヒューヒューいって息苦しい。
食欲がない。体が細い。体力がない。皮膚炎、鼻炎をおこしやすい。
扁桃腺、アデノイドが肥大しやすい。
ときどき熱を出し、中耳炎になることもある。

3

一年に何回もかぜをひく。すぐに咽が痛んで、熱が出る。
何とか体力をつけて丈夫な体にしたい。

4

黄色い痰が続いて、なかなかよくならない。咳、喘鳴など伴う事がある。
横になった時など、ひとしきり痰が出きらないと眠れない。
気管支拡張症、慢性気管支炎、肺気腫など呼吸器の病気を告げられたことがある。

よく使用される基本処方

麦門冬湯・麻杏甘石湯・葛根湯加辛夷川キュウ・半夏厚朴湯・辛夷清肺湯・小青竜湯・麻黄湯など

予防と養生

かぜなどの感染の防止、禁煙、痰をこまめに去る、腹式呼吸の訓練など。
一秒量、一秒率、残気率などの検査を受けられることをおすすめします。

一口メモ

慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性的に気道が狭くなり空気の通りが悪くなる病気です。
症状は気管支喘息をのぞいて発作性の苦しさはありませんが、年齢とともに症状が現れやすくなります。
慢性閉塞性肺疾患とは、おもに次のような病名をさして使われます。
1.慢性気管支炎  2.肺気腫  3.気管支喘息  4.気管支拡張症

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